昭和の映画『異人たちとの夏』は心深い秀作でした

2020年10月7日映画, 昭和の映画, 浅草, 異人たちとの夏

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大林宣彦監督昭和の映画『異人たちとの夏』は秀作でした

せつないメルヘンを描かせたら大林宣彦はウマいですねぇー

異人たちとの夏–予告編–

ストーリー

妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオライターは、

故郷・浅草で
幼い頃に死別した父母と似ている二人に出逢う。
しかし出逢いと共に身体はみるみる衰弱していく。
恋人・ケイは、二人にもう逢わないでくれと迫ってくる。
渇ききった生活に、そっと忍び込んでくる孤独と幻想。
不思議な時間と非現実な空間が。。。
二人との別れの時がくる。
最後は浅草の今半ですき焼きを食べることになるが、
「たくさん食べてよ」と言うが両親は微笑むだけで。。。

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出演者

原田英雄：風間杜夫

原田英吉：片岡鶴太郎

原田房子：秋吉久美子

藤野桂：名取裕子

間宮一郎：永島敏行

ＴＶドラマのキャスト：竹内力、峰岸徹、入江若葉

奇術師：北見マキ

落語家：桂米丸、柳家さん吉

タクシー運転手：ベンガル

番組台本読みスタッフ：峰岸徹、高橋幸宏、松田洋治、高城淳一、石丸謙二郎

歯科医：笹野高史

八つ目うなぎ屋の親爺：本多猪四郎

今半の仲居：角替和枝

原田重樹：林泰文

英雄のマンションの管理人：奥村公延

片岡鶴太郎がかっこいい

片岡鶴太郎の「あばよ・・・」が

何か、かっこいい…

現実に親を失った方にとっては

胸にジンと来る作品ではなかったでしょうか。

特に浅草が上手く描かれていて、

浅草に遊びに行きますと、この映画を思い出しますね。

浅草の路地から片岡鶴太郎が、

『ヨッ！』と出て来そうな雰囲気といえばいいでしょうか。

また逢えるならその町へ行ってみたい。。。

風間杜夫の演技

中年男が完全に童心に帰ってる感じを

難しい役なのに爽やかに熱演している

最愛の親が死んでも

こんな現実があって欲しいと思っていました…

当時、それが現実になって欲しいと心から願ったものでした。

すごくせつない。。。

親というものは、ずっと子供の事を思っているんでしょうね。

例え亡くなって姿が無くなっても。

親が生きている内に孝行しないとと思わせる映画でした。

ホラー映画の様でも、どこか懐かしく時代を感じながらも、

心深い、良い作品でした。

余韻に浸れる映画

片岡鶴太郎のべらんめえと秋吉久美子の
「ほら、一緒に晩ご飯食べよ」も印象的でした

見終わった後、余韻に浸れる作品ですねぇ～

それにプッチーニがいい

純粋に、
居ないはずの誰かに会えたら良いなって思う時があります。。。夢でも良い、
わずかな時間でも良いから・・・

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